朝食を済ませ、龍山寺、中正記念堂、迪化街の観光を済ませると、もう正午を過ぎていました。そこで、MRTの1日券を購入しましたが、タクシーの方が早いので、タクシーで移動することにしました。台湾のタクシーは安いです。
故宮博物院は、世界4大博物館の一つとも言われ、(諸説ありすぎて真偽のほどは分かりませんが)、中国の宋、元、明、清王朝の歴代宮廷が所有していた至宝を展示しています。るるぶでは「マストスポット第3位」に紹介されています。
ただ、MRT士林駅からは、バスやタクシーを利用しないと行けないので、台北中心部からはやや行きにくい場所にあります。
今回は、2大至宝と言われる「翠玉白菜」は見ることができたのですが、「肉形石」は他の展示に出張しているという理由で、パネル展示のみでした。故宮博物院の見どころは、細かい細工の芸術品が多いので、じっくり見て行く方が楽しめると思います。ただ日本の国立博物館のような規模を想像していくと、ちょっとがっかりすると思います。
4年前に行った時には見られなかった映像を使った展示があり、いろいろ新しい試みもあるようなので、事前に故宮博物院のHPで確認していくといいと思います。
故宮博物院から出てきたところで、九分へいくなら1200元でどうかと声をかけてきた運転手さんがいて、時間もないことから乗っていくことにしました。タクシーの運転手さんと思って車み行ってみると、どうやら白タクと言われるものらしいことが分かりました。しかし、かなり行き慣れているようで、高速道路を利用して40分くらいで着きました。前回は中山からタクシーで行きましたが、一般道をずっと走っていったので、けっこう時間がかかりました。
九分のい土産屋さんの並ぶ入り口(基山街)で降ろしてくれたので、そこからぶらぶら歩いていきました。セブンイレブンが目印です。この入口の所にトイレがあり、観光客が利用していました。きれいに清掃されていますが、1か所のみ洋式で、それ以外は日本では珍しくなった和式トイレでした。トイレットペーパーはないので、自分で用意していく必要があります。
九分は、平日の午後にも関わらず、観光客が溢れていました。特に石段でお馴染みの豎崎路は、夕方の提灯に灯がともった風景を写真に撮ろうと、スマホやカメラを手に人が押し寄せていて、なかなか前に進めませんでした。九分を代表する茶藝館「阿妹茶樓」でお茶したいと思っていたけど、すでに多くに人が並んでいて、こちらも断念しました。
九分からタクシーで戻り、台北101の前で降ろしてもらいました。旧正月前なのでまだクリスマスイルミネーションがあり、たくさんの人が写真を撮っていました。
台北101は、その名前通り地上101階建ての高層ビルです。89階は展望台になっています。展望フロアの入場料は600元(約2400円)ですが、ファストパス1200元もあります。九分から戻ってきたので、夜になってしまったので展望台は止めて、地下1階にある小籠包で有名な「鼎泰豊 101店」で夕食をとることにしました。
お店の前に大勢の人が順番待ちをしていました。番号札とメニューと注文票を渡されるので、待っている間に注文するものを決めて、注文票に記入していきます。日本語のメニューと注文票なので、分かりやすいです。順番が来ると、モニターに番号が表示されます。
番号が表示されると、担当のお姉さんが席まで案内してくれます。簡単な日本語はできるようです。比較的早く注文したものがでてきました。
・故宮博物院は、駅からバスに乗らないと行けません。今回は迪化街からタクシーで駅まで戻るなら、そのまま行ってしまった方が時間のロスがなくなると思い、タクシーで行きました。台湾はタクシーが安いので、4人ならタクシー移動が便利です。
・九分までは電車でも行けますが、1時間に1本しかないし、電車を降りたあともバスかタクシーを利用しないと九分には行けません。電車が49元、急行は76元、バスが15元かかるので、往復1人128元~182元です。しかし、時間を効率よく使うならタクシーです。タクシーは片道1200元、往復2400元です。4人なら1人600元(約2400円)なのでタクシーがいいと思います。
・台北101は、日本でいうと銀座に高層ビルが建っている感じで、周辺にはハイブランドのお店も並んでいます。101の中にも高級レストランやブランドショップは入っていて、時間はあればいろいろ見て回れるところです。展望台は、600元とちょっと高いので、お天気の良い日に行きたいと思いました。今回は、夜になってしまったし、雨模様だったので展望台には行きませんでした。