超初心者向きマイルの貯め方・使い方
2019/07/11
「マイルを貯めて特典航空券でビジネスクラスに乗って海外旅行をする」こんなことができるなんて知ったのは、小金虫58才の時でした。でも、最初に思ったことは、「自分には関係ないこと」でした。
そんなことができるのは「海外に出張するビジネスマン」か「暇な旅行好きなお金持ち」だと思っていました。ところが、自分にもできることだと分かって、それから自分のやれることをコツコツこなしてきました。
それで、クアラルンプール、ハワイ、イタリア、グアムと夫婦でビジネスクラスに乗って旅行してきました。（グアムは復路のみビジネス）
ちょっとだけマイルに興味を持った人向けにまとめてみました。小金虫のやり方だと、トップマイラーさんのように年間何十万マイルも貯めることは難しいですが、年に1回くらいは夫婦でビジネスクラスが体験できますよ。
１．マイルを貯めるとどんないいことがあるの？
マイルは、各航空会社ごとに利用者に付与してくれるポイントのようなものです。そして、マイルにはいろいろな使い方があります。ANAのマイルを例に説明します。
①特典航空券に交換できる。
特典航空券は、航空券部分のみ無料になるので、発券する時に燃油サーチャージと諸税を別に支払うことになります。3月に発券したハワイ特典航空券は、64,760円を支払いました。
②アップグレードができる
決められたマイルを支払うことで、エコノミークラスからビジネスクラスに換えることができます。たとえば、エコノミクラスのシンガポール行きの航空券を購入したが、やはりビジネスクラスに換えたい場合に、キャンセルしなくてもいいんです。シンガポールの場合は、区間基本マイレージが2,001～3,500なので、18,000マイルを支払うえばビジネスクラスに乗れます。ただし、購入した航空券のクラスがG／E／Y／B／M／U クラスと決められているので、購入した航空券によってはできないことがあります。
③スカイコインに交換して、航空券の購入費用の一部に充てることができる
スカイコインは、ANAの電子クーポンです。1マイル＝1円～1.7円の価値があります。マイルから交換するときに、交換するマイル数や会員ステータスによって交換比率がかわります。また、スカイコインにもマイルと同じように交換した日から1年しか有効期間がありません。もし、有効期限が切れそうなマイルがあれば、交換し、買い物などに利用できます。
④ANAショッピング A-styleで買い物ができる
1マイル＝1円として、購入品の支払いに使うことができます。ANAオリジナルグッツなども販売されています。
⑤ANAセレクション特典の品物と交換できる
ANAがセレクトした商品と10,000マイルから交換できます。
その他、ホテル、レンタカー、レストランクーポンなど、使い道はたくさんあります。
２．マイルをどれくらい貯めたら、何ができるの？
マイルを使って特典航空券で旅行をするといっても、行先や時期、座席クラス、人数などによって必要マイル数が違います。そして、マイルには36か月という有効期限があるので、計画的に貯めたり使ったりしなければなりません。
1番人気は、「夏休みに家族4人でビジネスクラスに乗ってハワイに行きたい」です。必要マイル数は、一人68,000マイル、合計272,000マイルです。1年前から予約しても空席待ちと言われています。
もう少し現実的な数字として、今日の検索からだと、夏休みは取れないけれど、秋の連休を利用した9月13日から4日間のグアムなら、家族4人、エコノミークラス1人20,000マイル、合計80,000マイルと36,120円で乗ることができます。ビジネスクラスは、設定がないか満席という表示がでました。金曜出発ですが、飛行機が夜なので、学校を休む必要がなく帰国日は夕方の便なので、目一杯遊べます。グアムはANAの便がないので、ユナイテッド航空の便になります。
4人は難しい場合でも2人なら取れることもありますし、空席待ちをして取れることもあります。
国内線なら、札幌１人12,000マイルです。家族4人48,000マイルで北海道旅行ができます。国際線に比べ特典航空券がとりやすいです。
３．ANAとJALはどっちが貯めやすいの？
ANAマイルが貯めやすいと言われています。いろいろなポイントからマイルに高い交換比率（約80％）で交換できるルートがあるからです。JALは、そういうルートがなく、ポイントから交換すると50％、30％になってしまいます。
ポイントを集めてマイルにするためには、ポイントサイトを利用して、数か月かけてポイントを交換していくという作業が必要になります。小金虫がやっていることを職場で話しても、「そんな面倒なことできない。」と言われてしまい、実行した人はいませんでした。しかし、手間はかかりますが、それに見合ったマイルが手に入ります。
４．マイルの貯め方１ー飛行機に乗る
当然ですが、飛行機に乗るとマイルが貰えます。しかし、マイレージクラブに入会していないと貰えません。また、入会するときにANAのクレジットカードを発行するのですが、そのカードによっても貰えるマイル数が変わってきます。
ANAのマイルは、ANAの飛行機以外でも、同じアライアンスの飛行機に乗った場合にも貰えます。たとえば、ユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザ航空、アシアナ航空などです。チェックインのときに、ANAカードを見せると情報が紐付けされ、ANAマイルとして貰うことができます。
５．マイルの貯め方２ークレジットカードのポイントを交換する
ANAカードを利用すると、100円で1マイルが貰えます。10万円利用で1000マイルですから、生活費を集中してカード払い月20万円を支払うことで、24,000マイルが貯まります。これだけでは、グアム一人分ですね。しかし、カードをリボ払いにすることでボーナスポイントが貰えるクレジットカードもあります。また、入会キャンペーンをうまく利用すると、数万ポイント貰い、マイルに換えることもできます。
６．マイルの貯め方３ーポイントサイトの活用
多くのマイラー系ブログで紹介されているのがポイントサイトです。Gポイント、ポイントタウン、ハピタスなどたくさんのポイントサイトがあります。ポイントサイトは、楽天やヤフーで買い物をするときに、Gポイントのサイトを開けて、そこから楽天のサイトにいくボタンをクリックし、楽天で買い物をすると、買い物価格の１％がGポイントからもらえます。
クレジットカードを発行しようと思ったときも、まず、ポイントサイトを開いて、自分の発行したいクレジットカードを捜します。キャンペーンの時期にもよりますが、多い時はGポイントから5,000ポイント、クレジットカードから7,000ポイントが貰えるような場合があります。
このよう、ポイントサイトの案件をこなすことで大量のポイントを貰うことができるのです。年会費無料のクレジットカードを毎月1枚ずつ発行すると、5,000Gポイント×12枚、60,000ポイントを手にすることができます。これは、ANAのLINEルートに乗せることで、約48,000マイルが手に入ります。
ただし、クレジット発行の記録は信用会社（CIC)のデータにのりますから、今後住宅ローンを組む、プラチナカードを発行するなどの予定がある人はやらない方がいいという情報もあります。クレジットカード発行しすぎて、住宅ローンが組めなかったと書いているブログは見たことがないので、ウワサかもしれません。
７．マイルを貯めるために最初にやること
航空会社のクレジットカードを発行することです。このカードを申し込むと、同時にマイレージクラブ入会となります。ANAの場合は、クレジット機能なしのカードもありますが、ANAマイルを貯めていくのであれば、作ったカードで日々の支払いをしていき、マイルを貯めていきます。
のちのち上級会員を狙うなら、最初からゴールドカードを発行した方がいいと言われています。
ANAカードは、複数持つこともできます。ポイントサイトを利用してポイントを貯め、マイルに交換するなら、「ソラチカカード」も必要です。それぞれにお客様番号がつくので、2枚発行されたら、マイレージクラブ・サービスセンターに電話してマイル口座の統合を行います。
８．まとめ
・マイルはお金と同じ価値があります。使い方によって、１マイル=1円～10円以上の価値があります。貯めて損することはありません。1年に1回でも海外旅行をするなら、今すぐマイレージクラブに入り、マイル生活をスタートさせることでさらに海外旅行が楽しくなります。
・自分に合ったペース、目標でマイルを貯めていき、貯まったマイル数で使い道を考えていけばいいと思います。海外特典航空券に届かなかったら、国内旅行をすればいいんです。特典航空券と交換できるほど貯められなかった、航空券購入の一部に充てたり、お菓子と交換したりすれば無駄にすることはありません。
・ポイントサイトの活用も自分でできる範囲でやっていけばいいと思います。楽天やヤフーの買い物、JTBでの旅行申し込みなど普段やっていることに、「ポイントサイトからお目当てのサイトに行く」というひと手間をかけることで、ポイントが貰え、マイルに換えることができます。