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デロンギオイルヒーター ヒートショックを防ぐ シニアの浴室対策 

      2018/12/13

小金虫
こんにちは。寒くなってきましたね。これからは、インフルエンザなどの健康面の注意が必要ですね。

JCBカード「ザ・クラス」のメンバーセレクションで貰ったデロンギのオイルヒーターが届きました。なぜこれをチョイスしたかというと、ヒートショック対策なのです。

小金虫は、40代から高血圧で毎日薬を飲んでいました。しかし、高血圧の薬をずっと飲み続けることは別な意味で不安でした。なんとか高血圧を改善したいということで、ライザップに入会したのでした。

ライザップで痩せた結果、高血圧が改善され薬も要らなくなりました。しかし、長年高血圧に耐え続けてきた血管が、普通の人より丈夫なはずはありません。年齢相応の動脈硬化も見られます。

そこで、今年の冬から本格的に浴室を暖房し、ヒートショックにならないように気をつけようと思ったのです。

1.ヒートショックとは

寒い季節に、寒い脱衣場と熱い湯船との温度差によって血圧の急激な変動を招き、心筋梗塞や脳梗塞などが引き起こされる危険性があります。この現象をヒートショックと呼び、2014年の消費者庁の調査によるとヒートショックは交通事故による死者数4,113人を上回る、4,866 人もの死者が発生したそうです。平成28年1月20日に消費者庁から、下のような注意勧告がでました。

冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!(消費者庁)

お風呂での溺死事故もヒートショックによる失神などが考えられ、東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所)では、急激なヒートショックに関連して入浴中に急死したと推定される死亡死者数は年間17,000人に及ぶと発表しています。

2.ヒートショックの原因

ヒートショックの原因は、日本の住宅事情と入浴習慣が考えられます。

・寒い脱衣所と浴室

日本の住宅の暖房は、各部屋ごとに設置されているため使用頻度の低い所は暖房をつけていません。洗面所、トイレ、浴室、廊下などがその例です。暖房がないため、居室に比べ室温が外気に近いです。その中で脱衣すると、急激に体表面全体の温度が下がり、寒冷刺激によって血圧が急激に上がります。
この血圧の急上昇が、心筋梗塞、脳卒中を起こす原因のひとつとされています。

・入浴習慣

日本人は、欧米人に比べ、熱いお湯を好みます。また、肩まで長時間浸かる人も多いです。これが、急激に血管の拡張を促し血圧の低下につながります。そしてこの急激な血圧低下が失神を起こし、溺死の原因となっていると考えられています。

3.ヒートショックを防ぐには

消費者庁の注意勧告には次の5つが示されました。

安全に入浴するために、以下の点に注意しましょう。
(1)入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は 41 度以下、湯に漬かる時間は 10 分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)アルコールが抜けるまで、また、食後すぐの入浴は控えましょう。
(5)入浴する前に同居者に一声掛けて、見回ってもらいましょう。

 

(1)にある脱衣所や浴室を温める方法としてデロンギオイルヒーターを選びました。

実は、30年前、義父が生まれてくる孫のためにの購入してくれたのがデロンギオイルヒーターでした。それから、ずっと我が家で毎冬活躍してくれています。

現在は、私たちの寝室の暖房に使っています。30年間故障知らずです。エアコンのように風が吹き出さず、じんわり部屋を暖めてくれるところが気に入っています。

4.デロンギのオイルヒーターメリット・デメリット

・デロンギJR0812の基本情報

サイズ(mm)長さ420 × 幅260 × 高さ640

本体重量(kg)12.0

色ホワイト+ミディアムグレー

消費電力(W)1200電力切替(W)強1200 / 中700 / 弱500

広さの目安(畳)8※1~10※2

※1 日本電機工業会自主基準

※2 デロンギ自社実験による。試験条件:新省エネルギー基準 外気温5℃、5面接触

待機電力(W)約0.1

コードの長さ(m)2.3

電圧/周波数AC100V/50/60Hz

・メリット

オイルヒーターは、フィン(放熱板)内に密閉した難燃性のオイルを電熱器で暖め、フィン自体が熱を発します。暖められたフィンと室内の空気の温度差によって生まれる空気の自然な対流や、フィンから発せられる輻射熱(エネルギーが電磁波となって物質を介さずに伝わること)により、じんわりと部屋を暖める、というのがオイルヒーターの仕組みです。火を使わない暖房なので火事の心配がありません。空気も汚さない安心設計です。

また、本体自体も高温にならないので、うっかり触れてもやけどなどの危険性が低いです。

・デメリット

脱衣所は広くありません。小さいデロンギを選びましたが、やはり、場所を取ります。

ゆっくり温めるので、温度の上昇に時間がかかります。

JR0812はタイマーが使いにくいです。部品が小さいので、シニアの私には老眼鏡なしには設定できません。

起床1時間前の5時にスイッチが入り、出かける8時にスイッチが切れるように設定するには、写真の赤いピンを動かします。1時間に4本、1本15分だそうです。赤いピンが内側にあれば、通電、外側にあれば停止ということです。1日の内、何回でも開始、停止が設定できる便利なタイマーです。しかし、1本1本動かすので面倒です。

5.注意点

取り扱い説明書に次のような指示が書いてあります。

定格15A(100V)のコンセントを本製品だけ単独で使用する(火災の原因)

・延長コードが使えません。

・2口コンセントでも、他の電化製品との併用は不可です。

このため、我が家では洗面所の鏡のところに着いているコンセントが12Aで使用不可でした。普段ドライヤーを使うのに使っているコンセントです。場所的にここにつなぐのが近かったのですが、15Aではなかったため少し離れた洗濯機で使用しているコンセント(2口)につなぐことのしました。コンセントの先の形状が大きいので、デロンギオイルヒーターを使う時は、洗濯機のコンセントを抜くことにしました。洗濯機とオイルヒーターを同時に使うことはないので、ここは問題ありません。

6.デロンギの実力

実際にスイッチを入れて、どれくらいで温まるか調べてみました。

脱衣所と浴室の扉を開けて、脱衣所と浴室を温めた場合で調べてみました。我が家の脱衣所、浴室共に2畳位の広さで、それぞれに小さい窓がついています。そのため、冬場は、窓ガラスから冷気が入ってくる感じがします。

サーモスタット(温度設定ダイヤル) 最大の6に設定

電力切り替えスイッチ 2つのスイッチを両方押してMAXに設定

・開始時   11:20 室温 13.5℃(床に温度計を置いています)

本体の下の方からじんわりと温まってくるのが触ると分かります。

・30分後 11:50 室温 16.8℃

脱衣所に入ると、ひんやり感がなくなっています。しかし、まだ温度の上がり方としては不十分です。

デロンギのオイルヒーターは、本体全体が温まっています。上部に並んだ穴から暖かい風は出ています。吹き出すという感じではなく、弱い風という感じです。

・50分後 12:10 室温 18.3℃

脱衣所に入ると、ふんわり温かさに包まれます。脱衣所だけでなく、洗い場も温まっています。

・60分後 12.20 室温 18.8℃

10分前と0.5℃しか違わないので、先ほどと同じ印象です。

温度は、床の温度なので、立っていると床に近い足より、顔の方が温かく感じます。

7.まとめ

・デロンギのオイルヒーターは、脱衣所と浴室を両方温めるには、入浴前の1時間位にスイッチを入れておく必要があります。8畳用のものですが、半分の4畳でも1時間近くかかりました。入浴の時間が大体決まっている場合はタイマーを利用するといいと思います。

・1回目は脱衣所の窓に近い所に設置して電源を入れましたが、2回目は、浴室と脱衣所の境目に置いてスイッチをいれました。我が家の脱衣所、浴室の場合はその方が、全体が温まりやすいことが分かりました。窓が1か所だと、その近くに設置する方がいいと、取扱説明書には書いてありますが、それぞれの家に合わせて、いろいろ試してみるといいと思います。

・お手入れは、汚れを取るだけです。洗剤など使わず柔らかい布で拭くだけなので、手間いらずです。

小金虫
30年前のデロンギのオイルヒーターがどれだけ進化しているかと思ったら、意外と同じでした。構造がシンプルなので、あまり改良するところがないのかもしれません。長く使っていきたいです。

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