ハワイ ホノルルの空港でスーツケース開けられました 何が原因？
ハワイ滞在には、毎回調味料や調理器具を持って行っています。そのため、入国審査の書類には食べ物を持っているという項目にチェックを入れ、係官に調味料の写真を見せています。今まで、ハワイへの入国でスーツケースの中身をチェックされたり、実物を見せろと言われたりすることはありませんでした。
しかし、今回成田についてスーツケースをピックアップすると、2個の内1個に異変がありました。
１．ハワイへは行きも帰りも鍵はかけません
小金虫のスーツケースは2個ともTSAロックですが、いつも鍵はかけません。TSAロックだと、鍵をかけていても空港では専用の開錠用鍵があるから怪しい場合はそれで開けられると聞いていましたが、別に怪しい物も持っていないし、鍵をかけることで金目の物が入っているって勘違いされて狙われるのもいやだからです。
ただし、ジッパーの持ち手の所はぶらぶらしないように、きちんと差し込んでいます。
今回も同じようにしてスーツケースを預けました。
２．成田で気づいた異変
スーツケースがベルトコンベアにのって流れてきたので、いつもと同じように引き取りました。ところが1個のスーツケースのジッパーの持ち手の位置が預けた時と違いました。もう1個は、預けた時と同じにきちんと鍵の位置に収まっていました。
少し離れたところでスーツケースを開けてみたら、中身はパッキングした時とほとんど同じで、きちんと収まっていました。特に荒らされたような感じもなく、もちろん無くなっているものもありませんでした。
そして、1枚の紙が入っていました。英語とスペイン語（これも後で調べてスペイン語と判明）で書かれていて、正直これが何なのかわかりませんでした。今まで何回もハワイに行っていますが、こんなことは初めてです。
一応、税関を抜ける時、「これが入っていたのですが・・・」と見せると、「中を調べたってことでしょう。外国のことなのではっきりは分かりませんが。」という答えでした。もちろん、スーツケースを調べられることもなく通過しました。
３．謎の紙の正体
この紙は、アメリカのTSA（Transportation Security Administrationー運輸保安局）から、「怪しいものがあったので、スーツケースを開けて調べました。」というお知らせだそうです。
翻訳アプリで見ると、「中身は検査したけど戻しました。」「鍵がかかっていた場合は、鍵をこじ開けました。それで鍵が壊れても責任は負いません。」「次の旅行では、預け荷物のルールをwww.tsa.govで確認してください。」などが書いてあるようです。（自動翻訳なので日本語が変ですが、多分そんな意味かなと思います）
４．スーツケースが開けられる原因
スーツケースが開けられる基準は、調べた限りはっきりしたものはわかりませんでした。ケースバイケースですが、
①中身がはっきり見えなくて確認ができない
②法令違反の品物が入っている
③危険物や違反品と思われる（疑わしい）ものが入っている
の３つの場合があるようです。
ネットの情報を総合してみると、分厚い本が乗っていると、その下のものが確認できないそうです。もちろん、バッテリーは預け荷物に入れてはいけないので、これも発見されると開けられて没収されるそうです。液体物もチェックされることが多いと書いてありました。
今回チェックされたと思うのは、調味料でした。調味料は醤油などの液体物もいっしょにジップロックに入れて、スーツケースに入れていました。このジップロックの口が空いていました。検査官の人が、「これをチェックしたよ。」と分かるように敢えて口を開けたままにしたと思います。それ以外の荷物はきちんと元通りになっていたし、保冷バックはジッパーを開けておいたのが、きちんと閉まっていてました。
今回持って行った調味料は、液体といっても醤油とバルサミコぐらいです。これに帰りはレモン汁が加わりました。
５．まとめ
・ハワイへは、毎年調味料持参で出かけていますが、スーツケースを開けられたのは今回が初めてです。食品の場合、種や肉のエキスが持ち込み禁止になっているので、入国で調味料が検査されるのは理解できますが、出国なので、何か危険物と判断されたのでしょうか。www.tsa.govのサイトでは、機内持ち込み荷物、預け荷物にできるもの、できないものという一般的な説明しかありませんでした。
・スーツケースの中はきちんと元に戻されていて、壊れたものや無くなったものはありませんでした。しかし、洗濯物や下着なども入っているので、見ず知らずの人に見られることは気持ちのいいものではありません。次回からパッキングの仕方を工夫しようと思いました。
・ハワイ旅行では、コンドミニアムで自炊するので今後も調味料は持っていきます。何が疑わしかったのかは分からないので、見られた時に分かりやすいように写真をプリントアウトして英語表記を入れた紙も一緒に入れようと思います。以前は、入国審査の時に見せるために作っていたのですが、今回は調味料を写真を撮っただけで済ませていました。入国審査ではスマホ画面の提示だけでOKでした。