ケアンズ オプショナルツアーでなくても行ける キュランダ鉄道
HIS初夢フェアの広告に「ケアンズ59,800円~」の文字、目が釘付になってしまいました。あまり調べもせずツアーに申し込んでしまいました。
ケアンズの1番お勧めの観光地キュランダ鉄道。「世界の車窓から」の音楽が脳内を駆け巡ります。
このキュランダ鉄道、オプショナルツアー1番人気ということですが、わざわざガイドさん付きにしなくても自分で行けます。今回は、自分で切符を買って行く方法を紹介します。ガイドさんの分だけ安くなるし、時間の融通もきいてよかったです。
1.ケアンズとは
オーストラリア大陸の北東岸、ヨーク半島の付け根に位置し、クィーンズランド州の中心都市です。中心都市と言っても、面積も小さく、大きな建物も少ないです。
グレートバリアリーフと一緒に紹介されることが多いため、海がきれいというイメージがあります。しかしガイドブックには「ビーチがなく、プールで遊ぶのがケアンズ流」(るるぶ ケアンズ ゴールドコーストより)と紹介されています。
この時は砂浜がなく、波が荒いとか、海がすぐ深くなってるとかの理由で泳げないと思っていました。景色はグレートバリアリーフの海が広がっていると・・・実は、ケアンズの海は有明海のような泥海で、シークロコダイルがいるので泳げないそうです。HISの係員さんの説明を聞いて、「え~!」と思い、海に行ってみてまた「え~!」となった小金虫でした。
しかし、船で1時間も行くとグレートバリアリーフの海が楽しめますのでご安心ください。(こちらは、自分では行けないのでオプショナルツアーに参加です)
オーストラリアの1~3月は、夏にあたります。雨季なのでスコールのような雨が降ります。4日間の滞在で、よく晴れたのは着いた日だけでした。帰国日は土砂降りでした。この時期に行くなら傘は必須です。
海の透明度が高い時期は、6~7月と11月だそうです。夏のこの時期は、風が強く海水が混ぜられ、透明度が落ちるそうです。
このケアンズの町にあるケアンズ駅が、キュランダ鉄道の始発駅です。
2.切符の買い方
ケアンズ駅は、ケアンズセントラルというショッピングモールの裏手にあります。切符を買う時間には、まだケアンズセントラルが開いていないので、建物沿いを歩いていきます。
まず、切符を売っている窓口に行きます。階段を上がって2階に進み、線路をまたいでエレベーターで1階に降りると、正面が窓口になっています。窓口は8:00に開くので、少し前に到着して並ぶと書いてありましたが、8:20でも切符は買えました。観光客が多い時期は早目に行くのがよさそうです。
そこで、
・乗る日 today
・人数 adult 2
・時間 8:30 9:30 のどちらかを選択します。
・座席の種類 指定席もあるので、normal 向き合いの長いすタイプなので、進行方向の座席が希望なら forward directionと伝えます。
・スカイレールに乗る時間
キュランダ駅まで約2時間です。キュランダ村で昼食を食べて、ぶらぶらするのに必要な時間を考えて指定します。あまり大きくないので長時間は必要ないと思います。また、切符に時間が書いてありますが、スカイレールは、ロープウェイなので、ドンドンゴンドラが来ますから、乗せてくれます。送迎バスも、座席に余裕があればすぐ乗せてくれます。ただし、あくまで席に空きがあればなので、観光客が多い時期には、自分の予約した時間まで待たないと乗れないこともあります。このバスは、ホテルの名前をいうとホテルまで送ってくれます。
必要事項をすべて言うと、切符が発行され、料金を支払います。1人114.5ドルでした。
3枚綴りになっていて、1枚目は鉄道、2枚目はスカイレール 3枚目はバスのそれぞれの乗車時刻が印刷されています。2人で乗っても切符は1枚です。
2.キュランダ鉄道
切符を見せて、指定された車両の座席に座ります。列車が発車すると、車掌さんが切符の確認にきます。
おしぼりもでます。
車内にはウォーターサーバーがついていて、自由に飲むことができます。ケアンズでは、日本と同じように水道水が飲めるので、レストランに行っても普通に無料の水を出してくれます。
途中、滝が見える場所で速度を落とします。次にバロン滝駅で停車し、車両から降りて展望台に行って滝や渓谷を観ます。10分停車し、キュランダ駅に向かいます。
3、キュランダ村
キュランダ駅はレトロな感じで、ギフトショップもあります。
キュランダ駅を出ると、キュランダ村に向かって歩道が整備されています。
キュランダ村では、お土産屋さんやカフェ、アイスクリーム屋さんが並んでいます。とはいっても、特に珍しいものもなく、昼食を済ませるとやることがありません。コアラを抱っこできる「キュランダ コアラ ガーデンズ」や珍しい鳥がみられる「バードワールド キュランダ」、珍しい蝶がみられる「オーストラリアン バタフライ サンクチュアリー」などありますが、入園料が大体20ドルぐらいなので、行きませんでした。
アボリジニアートを扱っているギャラリーもありました。こちらは自由にみることができました。
4、スカイレール
鉄道の切符は回収されませんが、スカイレールの切符は回収されます。スカイレール乗り場で切符を見せると、切符を切って残りの鉄道とバスの分を戻されます。やってきたゴンドラに順番に乗ります。小金虫は印刷された予定時刻より1時間以上早い時刻に乗り場にいったので、「早すぎる」といわれました。しかし、「乗りたい」と言うと、多分「早く行ってもバスに乗れないけどいいか」と確認され、乗せてくれました。
ゴンドラの下には熱帯雨林が広がります。
全長7.5㎞のスカイレールは途中2か所の中継地点があり、乗り換えます。1つ目の中継地点、バロン滝レインフォレスト駅です。キュランダ鉄道のバロン滝駅の反対側になります。展望台までは歩道が整備されています。
次の中継地点は、レッド ピーク駅です。約200mの遊歩道には、熱帯雨林らしい巨木が見えます。
5.スカイレール終点ースミスフィールド駅
終点間際にゴンドラに乗った状態で写真が撮られます。よくある記念写真です。降りると撮られた写真が画面にでるので、気に入れな買えばいいし、買わなくてもOKです。
駅を出ると、バス乗り場になっています。バスは30分に1本です。
バスが来たら予約表を持っている係員さんに切符を見せます。予定時刻より大分早い時間でしたが、座席に余裕があり、乗せてくれました。切符はドライバーさんに渡します。その際ホテル名を告げます。ホテルまで送ってくれます。
6.各会社のオプショナルツアー料金
ツアー会社によって内容が少しずつ違ってくるので、単純に値段では比較できませんでした。
HIS
※窓口では1人114.5ドルです。現在HISでは6%OFFの107ドル(2019.3.31まで)なので、自分で手配するよりお得になっています。
キュランダ観光チケット(片道スカイレール+片道キュランダ観光鉄道)-ガイドなし
片道送迎 8760円~
JTB
19724円~
VELTRA
世界遺産キュランダ(鉄道+スカイレール)★選べる現地プラン(レインフォレステーション/コアラ抱っこ/ガイドなしの自由散策)<日本語ガイド>byどきどきツアーズ
7、まとめ
・シンプルにキュランダ鉄道とスカイレールを楽しむなら、個人で行った方が時間の融通がききます。
・オプショナルツアーの場合、いろいろなオプションで値段が変わってきます。いろいろな説明を聞いて理解を深めたい場合などは、ガイド付きが安心できます。
・ケアンズは、思っていた以上に日本人が多いし、現地の人でも日本語を話す人が多いです。そのため、英語ができないことをそれほど心配する必要はないと思います。
・オプショナルツアーの場合、スカイレールに乗ってキュランダに行き、午後のキュランダ鉄道に乗ってケアンズに戻るコースもあります。また、鉄道で往復、スカイレールで往復することもできます。